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競技人生をふり返って【テニスが上手くなるために必要なこととは】

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誰しもあの時やっていれば、こっちの選択肢を選んでいればということがあると思います。そんなことをできるだけ少なくしていくために私のテニス人生から最善の方法を考えていきたいと思います。

まず私がテニスをはじめたのは高校1年生の春です。それまではバレーボールを小学校のスポーツ少年団からしており、セッターという特殊なポジションであり県の代表にも選んで頂いたため高校からもお誘いをいただきました。しかし当時の私は身長が160cmしかなくとても高校レベルで通用する選手になれるとは思えませんでした。

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そこで他のスポーツを検討した結果テニスに決めました。理由は身長があまり関係なさそうだから、高校から硬式テニスをはじめる人が多いと聞いたから、たまたまテレビで見た当時全盛のヒューイットがかっこよかったからなどです。

テニスを本格的にしようということは高校を選ぶ段階からほぼ決まっていたのでテニスが強いH高校も考えましたが初心者が通用するとも思えなかったのでテニスクラブが近くにあり学力もそこそこなM高校に入学しました。

入学式を終えテニス部に見学に行くと新入生に異常に上手なA君がいました。後にわかることですが彼は小学生からテニスをはじめ16歳以下で県ベスト4に入るような選手で近くのテニスクラブから来ていました。上級生は危機感を覚え顧問の先生はすぐに彼にエースの座を確約しました。私はそのプレーを見たときとてもかっこよくインパクトがあり、高校3年間の目標を彼より強くなることに設定しました。しかし練習をしていくにつれてそれが途方もない目標であることがわかってきます。観察してみるとほかの部員とは明らかに違う独特の感覚を持っていることに気づきました。それはバレーボールのときに自分が持っていたボールを長く捉えるボールハンドリングのような感覚を持っていることでした。特にボレーのときに違いを感じ、とても追いつけるようには思えませんでした。これは後に運動生理学を学ぶ中でわかることですが動作の習得をするべき年代で努力してきたからこそ持っている彼の感覚でした。

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真ん中のグラフはスキャモンの発育曲線というのですが人間の神経系は10歳でほぼ100%できてしまいます。逆に言えばこの年までにいろいろな運動を経験すれば効果的に動作を習得できます。これがプレ・ゴールデンエイジ(様々な動作の習得期、5〜8歳)、ゴールデンエイジ(走・跳・投の習得、身体の基礎を作り上げる期、9〜12歳)です。この期間に習得した動作は一生もので自然な動きとして身につきます。サッカーのセレクション、テニスの選考(IMGの留学など)が12歳で行われるのもこのためです。錦織圭が5歳でテニスをはじめたのも理想的で運命だったのかもしれません。

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話は戻りますがそのような違いを感じた私は勝負できる隙間を見つけようとしました。そこで私は粘り強いストローカー(いわゆるシコラー)を目指すことにしました。ストロークが1番努力で伸びる要素があると感じたからです。しかしそのためには人よりも多く練習しテニスのために時間を割くことが必要だと考え、A君と同じテニスクラブに通いストロークやサーブに効果がありそうなフィジカルトレーニングをしました。練習してもらえると聞けば県外や他校にも出向きほぼ全ての時間をテニスのために使いました。試合で結果が出ないこともありましたが自分が考える理想のテニススタイルになるために継続して努力することができました。結果3年間で彼に勝つこともありましたが実力で越えることはできませんでした。しかし県を代表して近畿大会、関西大会に出場できたことは彼に勝とうと努力したからこそ得られた結果だと思っています。

 





【ふり返ってよかったこと】

・テニスをはじめるときに目標を明確にしそれに沿って3年間やり通したこと。

・自分にできることできないことを考え目指すべきスタイルを考えたこと。

・必要な練習量を考え積極的に行動したこと。

 

【ふり返って改善すべきこと】

・テニスが強いH高校の練習や取り組み方を見ずに高校を決めてしまったこと。見学はすべきだったと思います。(3年間で見違えるほど強くなった選手が多くいました。)

・はやい段階でボレーや細かな技術の向上をないがしろにしたため非常に偏ったテニスになったこと。

 

ふり返ったときほとんどのことに満足していますがより高いレベルでのテニスを選ぶべきだったと思うことはあります。たしかに技術が伴わず名門校に入れば辛いこともあるでしょうが得るものも大きいと思います。もしあなたや周りの人が同じようなことで悩まれているのであれば高いレベルに挑戦することをおすすめします。

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この反省から大学では体育会の2部リーグに入りました。下級生のときはとても肩身が狭かったのですが4年生のときはリーグ戦で活躍することができました。

また私は今でも自分のテニスの技術は向上できると考えています。それはテニス自体がまだまだ粗く練習量を増やすことにより経験則による技術の向上が可能だと思うからです。

何歳になっても不可能はありません。一つのことを追求し突き詰めることが大切です。みなさんも5年後、10年後の目標を考えそのためにチャレンジしていきましょう。




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