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プロ使用ラケットの実態とペイントジョブ&プロストック【part3 ウィルソン編】

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プロ選手のラケットペイントジョブ&プロストックシリーズ今回は最近錦織圭やフェデラー、モンフィスなど人気選手の活躍により大きなシェアを占めるウィルソン特集です。
まずウィルソンにはプロ選手用のラケットとしてH19、H22、H25という3種類の基本的なモデルがあります。全て選手用のラケットはアメリカのシカゴで作られており多様な要望に応えられるようです。ではそれぞれの使用選手や特徴を見ていきたいと思います。

まずH19ですがこのラケットはフェイス98ストリングパターン18×20と決まっていてフレームが薄くスローと部が細くなっているのが特徴です。ガエル・モンフィスなどが使用しています。

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市販品との違いがわかるでしょうか。上のH19は明らかにスロート部が細く前のプリンスのレベルのような形をしています。

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H22はフェイス98インチでストリングパターンが18×20と16×19の2タイプありしっかりしたボックスタイプのラケットです。使用選手はニコラス・マウー、シモナ・ハレプ、カレーニョ・ブスタなどです。

ニコラス・マウー、シモナ・ハレプは16×19

明らかにボックス形状でブレードに近いような形をしています。

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カレーニョ・ブスタは18×20です。

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下が市販品のバーン100です。ラウンド形状で全然違うラケットであることがわかると思います。

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H25はH22より少しハードな18×19のラケットですが詳細はわかりません。

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またウィルソンには昔のラインナップにあったラケットを塗り替えて使用している選手も多くいます。代表的な選手はデルポトロです。彼は全米オープンで優勝して以来モデルチェンジが行われた後も長い間Ksixone95を使い続けており2回ほどデルポトロ使用ラケットと言われたラケットが発売されましたがごくわずかな期間使用しただけでKsixoneに戻していました。

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手首のケガから復帰後黒塗りのラケットにしたときも形からラケットは変わっていないと推測できました。
今回新たに発売されたバーンfstでデルポトロはついにデザインを変えましたがおそらくまた中身はKsixoneのままです。フレームサイドにバーンfstにはないはずのsixoneについているPWSが出っ張っておりスロート下部やフェイスの形状も明らかにsixoneです。

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MUNICH, GERMANY - APRIL 29: Juan Martin Del Porto of Argentina plays a back hand during his quater final match against Philipp Kohlschreiber of Germany of the BMW Open at Iphitos tennis club on April 29, 2016 in Munich, Germany. (Photo by Alexander Hassenstein/Getty Images For BMW)

 

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これと同じようにsixoneにバーンfstのペイントをしている選手はフローラン・メイヤーがいます。

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日本の伊藤竜馬の使用しているラケットは明らかに面が100インチより大きくスロート部に特徴があります。これはウィルソンに移籍してきたときに使用したKtourBLX105だと思われます。

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伊藤竜馬はダンロップ契約時一度もダンロップを使わず以前使用していたラケットを黒塗りにしていたものを使用していたのでラケットのこだわりの強い選手と言えるでしょう。

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ウィルソンの超看板選手であるロジャー・フェデラーのラケットです。

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すみません。間違えました。

彼は長らくフェイス90インチのものを使っていましたが一昨年97インチのものに変更しました。下の画像は変更する際に試したラケットです。

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上の画像はフェイス下部のグロメットの出っ張りが4つありPWS(フェイスサイドの出っ張り)なし。真ん中の画像はフェイス下部のグロメットの出っ張りが3つでPWSありのため現行のプロスタッフRF97に近いものです。この画像から見てもウィルソンはフェデラーにいろいろなモデルを試させ結果フェデラーに合ったものとほぼ同じものを発売するという手厚い待遇をしており結果プロスタッフシリーズは人気シリーズとなっています。

 

看板選手の1人であり日本でのウィルソンの売り上げに多大な貢献をしている錦織圭ですが市販品より少し長い27.5インチでツヤありだそうです。たしかに下の画像でもツヤがあるように見えます。

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ウィルソン契約時のツォンガもペイントジョブでしょう。明らかにnTOURのような形をしています。

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次の画像はヘッドからウィルソンに移籍してきたエルネスツ・グルビス選手に支給していたプレステージにブレードの塗装をしたものです。形は完全なプレステージです。

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最後に少し昔のプロストックを紹介します。ダブルスの名ペアウッディーズのウッドフォードですが彼は特注の12×16のラケットに特注の1.6mmのガットを張っていました。今ウィルソンはSラケがラインナップとしてありますがそれよりも目が粗く特徴的なラケットです。

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今回のウィルソン編は以上になりますがまた新たな情報が入り次第どんどん更新していきたいと思います。最後まで読んでいただきありがとうございました。

 

PART1 バボラ編はこちら→http://tennis.best-system1.com/2016/08/06/

 

PART2 ヘッド編はこちら→http://tennis.best-system1.com/2016/10/07/




コメント

    • H22
    • 2016年 10月 12日

    こんにちは。
    いつも拝見してます。
    H22はレアですが18×17のスピンエフェクト、バージョンがあります。
    私も海外の方から譲って頂きました。

    • マレー山
      • マレー山
      • 2016年 10月 12日

      コメントありがとうございます。
      またいつも見ていただき大変恐縮です。

      もしや、ディミトロフモデルでしょうか。
      そうであればとても羨ましいです。

      もし、よければスペックを教えていただくことはできますでしょうか?

    • H22
    • 2016年 10月 14日

    マレー山様、
    こんにちは。
    返信ありがとうございます。

    私が持っているのはH22でペイントはBLX BLADE 98のブラックにシルバーのペイントで、シャフト側面にウィルソン100周年記念の時のロゴが入っています。

    スペックは98インチ、フレームのみで320g,307mm,ストリングパターン 18×17です。

    未使用の状態で手に入れたので、誰に供給される予定だったのかわかりません。

    前に知り合いにディミトロフ本人の名前入りの97Sを見せて貰いましたが、フレームはH22や97Sとは違い完全にオリジナルだと思います。

    市販の97Sに比較的近いですが、もっとBOXの角がたっており、全体的にフレームが薄いです。最も近いのは以前あった95Sです。

    現在、ディミトロフが何を使っているかわかりませんが、フレームのパターンが何種類かあるようです。

    • マレー山
      • マレー山
      • 2016年 10月 16日

      とても興味深い内容ですね。

      ブレードのペイントに18×17のパターンは誰かわかりませんね。100周年記念のロゴが入っているブレードは以前ネットで見た気がします。
      ボックスの角がたっているのも気になります。
      身近にディミトロフのラケットを持っている方がおられるのもうらやましいですね。

      またなにか情報がありましたら是非お聞かせください。
      今後ともよろしくお願いいたします。

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